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RYT200は意味ない資格?教えられる・教えられないヨガインストラクターの違い

更新日:4月19日

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ヨガインストラクターが最初に取る資格として知られる「全米ヨガアライアンスRYT200(Registered Yoga Teacher)」。


ヨガの道を志す人なら、誰もが一度は「取得しておいた方が良さそう」と考えたことがあるのではないでしょうか。


しかし中には、

「RYT200を取得しても意味がない」

「RYT200を取ったけれど、結局教えられなくて意味がなかった」

と考える人もいます。


そこで今回は、なぜRYT200を取っても「意味がない」「教えられない」と感じてしまうのか、また取得後に後悔しないために何が大切なのか解説します。




【目次】

全米ヨガアライアンスRYT200は世界的なヨガ資格

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RYT200は、アメリカに拠点を置く最大規模のヨガ協会「全米アライアンス」の認定校で取得できる国際ライセンスです。


200時間の授業でアサナ(ポーズ)はもちろん、解剖学やヨガ哲学などを座学で学び、実際に指導も行います。


ヨガ指導に関する必須知識を習得した証明として、取得した資格はオーディションや独立の際もアピール材料となります。



「RYT200を取っても意味ない」と考える人がいる理由

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ただしRYT200を持っているだけでは、「指導する実力がある」とは言い切れないため、「意味がない」と考える人もいます。


あくまでも「200時間かけてヨガの勉強をした」と証明する資格であり、修了証を見せただけでは、指導力の証にならないためです。


また多くの人は、

「RYT200を取得する頃には、プロ指導者として完璧にヨガを教えられるようになる」

と考えています。


しかし実際に修了してみて、

「思ったほど指導できるようにならなかった」

と拍子抜けする人もいるかもしれません。


結果的に「RYT200を取っても教えられない」と考えるようになるのです。


しかしRYT200が、ヨガインストラクターとして必要な基礎知識を習得した証であることは事実。


ヨガスタジオの採用オーディションでも、何の資格もない人より、一般的にはRYT200取得者の方が有利です。


また将来的に、より上位の資格であるRYT300(RYT500)やマタニティヨガ、キッズヨガの資格を取りたくなる可能性もあります。


その場合RYT200を取得済みであることが必須のため、早期に取得しなかった場合は、一から学ばなければなりません。


したがって、ヨガ業界でRYT200は最も権威ある資格であり、取得すれば多くのメリットがあるのです。


ではRYT200を取ろうと悩んでいる人や、取得後に後悔しやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。


高額な受講料や更新料に気持ちを揺さぶられやすい

RYT200の受講料は30~60万円前後と、高額なのが特徴です。


10万円程度で取得できる短期集中コースもありますが、教育の質は低い可能性が高いです。


したがって、RYT200を安く簡単に修了できるルートはないと考えた方が良いでしょう。


受講料が高額だからこそ、RYT200の取得をためらう人がいるのは不思議ではありません。


また入学を決断する人は、

「どうしてこんなに高額なんだろう」という疑問を、

「高額な受講料を払うのだから、修了したらすぐ教えられるようになるんだ」

という期待に変えて行動します。


ここで期待が高まりすぎた結果、修了時点で、

「思ったほど指導力が身に付かなかった。意味のない資格だったんだ」

と考えやすいです。


さらに取得後は初回登録料約1万5千円、毎年の更新料約6,000円を支払う必要があります。 ※2023年現在の相場


資格の維持費がかかることを知らずに入学し、

「こんなにお金がかかるなんて……取らなきゃよかった」

と後悔する人もいるかもしれません。


費用は多くの人にとっての不安要素です。 予算オーバーにならないよう、維持費が必要な資格として、事前に正しい情報を確認することが大切です。


スクールや講師との相性を考慮していない

RYT200を取得する際には、スクールや講師との相性を重視しなければなりません。


スクールや講師の情報を調べずに入学すると、レッスンが始まってから、ミスマッチで後悔する可能性が高いためです。


自分に合わない講師から教わっても、毎回のレッスンが苦痛に感じられ、ヨガも嫌いになってしまいます。


高額な料金を支払ったからには辞めるわけにもいかず、人生の貴重な時間を苦しみながら過ごすことに。


結局、真剣にヨガに取り組めなかった場合、修了しても教えられるようになりません。


ヨガが身に付かず、ヨガ自体に負の感情を抱くようになれば、

「RYT200なんて取る必要はなかった」

と考えるのは当然です。


実習の時間を十分に取れない

RYT200講座で最も重要なのが、実習(ヨガティーチャートレーニング)の時間です。


講座の後半には、実習の時間が設けられており、生徒も実際に自分のレッスンを披露します。


他の受講生に生徒役になってもらったり、スクールの運営元であるスタジオでお客さんにレッスンを提供したりします。


全米ヨガアライアンスの規定では、インストラクター役として実際に指導する時間が、1人最低5時間必要です。


しかし生徒数が多い場合、1人に費やす実習時間が不十分で、結局教えられないまま講座を修了することになってしまいます。


ヨガレッスンを受けることと、実際に自分がレッスンで教えることは全くの別物です。


知識が身に付いても、人に教えられるとは限りません


教える時間が長ければ長いほど、場数を踏んで指導に慣れていく可能性が高いです。


そのため実習の時間を規定以上設けているスクールや、補講が充実しているスクールを選ぶのがおすすめ。


実習の時間が不十分で、修了後に「RYT200を取ったのに教えられない」という状況に陥ることは避けなければなりません。


指導スキルが不十分なままレッスンをすれば、お客さんの怪我を防ぐことができず、賠償責任を負うことになる可能性もあります。


そもそもレッスンを担当させてもらえるスタジオが見つからず、就職すらできなくなってしまうかもしれないのです。



RYT200を取得後に教えられる・後悔しない人の特徴

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残念ながら、RYT200を取得したものの、教えられない人がいるのは事実です。


特に実習の時間が不十分だった場合、人にヨガを教えることは当然できません。


ただ、先ほど見てきた「取得後に後悔しやすい人」とは反対の行動を取れば、講座修了後に指導スキルが身に付くはずです。


少しでも不安がある人は、以下の行動を取ってみてください。


・RYT200のカリキュラムで何を学べるのか理解する

・受講料、更新料を含めた費用の総額を把握する

・スクールの無料体験や資料請求で校風が合っているか確認する

・自分と相性の良い講師が在籍しているか確認する

・指導実習の時間は十分か問い合わせる

・活躍している卒業生の声を確認する

・入学後は主体的に学習する


具体的に何を学べるのか、自分の目的に沿ったカリキュラムなのかを見極めましょう。


スクール選びの段階で、満足できるスクールか、実際に足を運んで確認することも重要です。


また入学後も受け身ではなく、主体性を持って講座を受講する必要があります。


RYT200に限らず、知識やスキルは「授業さえ受けていれば習得できる」という受け身の姿勢では身に付きません。


学んだ内容をしっかり復習して、疑問があれば質問することはもちろん、より良い指導のために何が必要か常に考えましょう。


考えた意見は遠慮なく講師や他の受講生に発信し、別の意見も貰うことで、ブラッシュアップしていきます。


結果的に自分独自の発想を盛り込んだ、面白いヨガレッスンを提供できるようになれば、周囲との差別化につながります。


ヨガインストラクターとして周囲より目立つ存在になれば、ヨガ業界で生き残る可能性が高まるでしょう。


また他の受講生の様子を見て、「少し寒そうかな」「いつもより疲れているかな」と気を配ってみるのもおすすめです。


この習慣は実際にレッスンを担当する際、お客さんの心身の状況を見極めて、的確なレッスンを提供することにつながります。


ただ「学ぶ」のではなく、自分の意見を「発信する」つもりで講義を受けること。


この点を理解しているか否かで、RYT200を取って「教えられるようになる人」と「教えられない人」の差が大きく開くのです。



RYT200取得後に教えられるようになる!スクール選びのポイント

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RYT200を取得後、しっかり教えられるようになるスクールの特徴を紹介します。


実習時間や相性など、ここまで見てきた情報は重要事項ですが、併せて以下の条件も含まれているスクールを選んでみてください。


録画授業ではなく直接指導してもらえる

「講座には主体的に参加すること」が重要ですが、録画授業を実施しているスクールの場合、それが不可能になってしまいます。


2023年末まではオンライン講義が認められていますが、リアルタイムで講師とつながり、直接やり取りできることが重要です。


対面・オンラインのいずれでも、直接講師とやり取りしなければ、疑問が生じてもスルーしてしまう可能性があります。


またアサナについても、実際に講師と一緒にやってみて、フィードバックを受けることが大切です。


疑問を放置して、1人でアサナに取り組むだけでは、自分の知識とスキルが正しいか判断できません。


間違った情報を正しい情報と思い込めば、信頼度の高いレッスンを提供できず、ヨガインストラクターとしては失格です。


必ず「録画のビデオを視聴するのではなく、直接指導してもらえる」か、事前に確認しましょう。


卒業後のサポート体制が充実している

「卒業したら終わり」ではなく、スクールが卒業後も継続的にフォローしてくれるか確認しましょう。


講師や卒業生がつながれるコミュニティがあれば、オーディション情報や今後の活動のアドバイスなどを提供し合えます。


「せっかく取得したRYT200を活かしたい」と考えるなら、まずは卒業後の希望進路を明確にしましょう。


その上で、自分のニーズに合ったサポートを受けられるスクールを選ぶことが大切です。


大手スクールの場合はオーディション対策のクオリティが高い可能性があります。


逆に小規模でアットホームな個人運営の教室は、卒業後に教室のレッスンを任せてもらえるかもしれません。


気になるスクールがあれば、卒業後に自分が希望するサポートを受けられるか確認しましょう。


卒業生の声や口コミも参考にしつつ、卒業後に活躍する自分の姿を鮮やかに思い描けるかも重視してみてください。



RYT200は意味ないか、取得後にヨガを教えられないかは主体性次第

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筆者が養成講座を受けようと検討していたスクールに、入学を決断した理由は、穏やかな雰囲気に惹かれたことでした。


また無料カウンセリングで、チャーミングさと凛々しさを兼ね備えたベテラン講師の人柄に触れ、直感的に「ここだ」と思えたのです。


RYT200講座を受講中、実習の時間を全米ヨガアライアンスの規定以上に設けてもらえました。


同期の仲間と何度もお互いにレッスンを披露し合い、的確でありながら、あたたかみのあるアドバイスを受け取りました。


実際にスタジオを借りて、一般のお客さんの前で1時間のレッスンができたときは、驚きで身体中が火照ったのを覚えています。


何度も実習トレーニングに取り組むうちに、自然と教えられるようになっていたのです。


「自分でも教えられるんだ」という喜びと、かけがえのないヨガ仲間を得られた時間は、筆者の大切な財産です。


この財産を得ることは、主体的に参加できる実習講座がなければ、難しかったでしょう。


さらにアサナの意味やヨガ哲学、アーユルヴェーダ、瞑想のコツなどさまざまな内容を学びました。


確かに入学前は、高額な受講料を支払うのだから、

「これでヨガを教えられるようにならなかったらどうしよう」

と不安を抱いたことは事実です。


しかしヨガの学びを通じて、不安になりやすい性格やネガティブな言動が減っていくのを実感。


ヨガに取り組むことで、

「自分自身を見つめ直し、最も生きやすい道を見出して、周囲に寛容になった」

と考えています。


ヨガを始める前後では生き方・考え方・性格がガラリと変わり、大嫌いだった自分を好きになりました。


周囲の人のことももっと好きになり、以前よりも自然体でありながら、思いやりを持って接する心の余裕ができたのです。


筆者はプロのヨガインストラクターと言える活動はしていないものの、培った知識は今の仕事に直接役立っています。


指導スキルだけでなく、「希望を持ち続ける心」を育んでくれたスクールには、今でも感謝しています。


結局「RYT200が意味ない」「取得後に教えられない」と感じるかどうかは、主体性次第です。


まずは「RYT200を取得して、自分はどうなりたいのか」を明確にしましょう。


少しでも「取得したい」と思うなら、理想の将来像を実現するために、どのスクールに入るのか考えてみてください。


この段階から、周囲の情報に流されすぎず、「自分はどうすべきなのか」を意識して主体的に行動すること。


これが、プロのヨガインストラクターへの第一歩ですよ。




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